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近隣の水道水の測定

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カルキ臭?

前回の水道水のカルキ抜きについて測定していたときに、あるスタッフが
「7月に入って、ここの水道、カルキ臭いから、ORP値が高いんじゃ?
夏場だから、消毒剤をたくさん使っているのかも?」
ということを言いました。

そこで、近隣地区ではありますが、水道水のpHとORPを同一条件で
測定してみました。アクアリウム関係からすこし脱線しますが・・・。

測定条件

(1)測定条件

・1Lの水道水を採取し、約10分間pHとORPを測定する。
・攪拌はせず、静置状態で測定

(2)使用器具

・H社製 pHメータ
・H社製 pHセンサ
・H社製 ORPセンサ
・PC、自社データ取り込みソフト

測定結果

(1)京都府相楽郡精華町の水道水測定結果

測定開始時間 2018/07/12 14:15:09
測定間隔 10秒

(2)京都府木津川市の水道水測定結果

 

測定開始時間 2018/07/23 14:13:32
測定間隔 10秒

(3)奈良県奈良市の水道水測定結果

 

測定開始時間 2018/07/24 15:19:43
測定間隔 10秒

 

考察

近隣3地点の測定結果です。

 

測定地点 pH ORP
京都府相楽郡精華町 7.07 548.1
京都府木津川市 7.55 551.4
奈良県奈良市 7.49 658.7

3地点とも500mV以上の高い値を示しました。
pHに関しては、ラボのある京都府相楽郡精華町が、pH7.07と他の2地点より
約0.5pHほど低い値でした。

ここで、前回の測定における化学的考察を思い出してください。

HCLO⇆ClO-の解離平衡とpHの関係は、pH7.5で1:1で存在します。
木津川市と奈良市の水道水はpH7.5付近なので、ちょうど、1:1で平衡状態と言えます。
pHの値が酸性となるとHCLO分子として存在する方向に偏ります。
左矢印への方向です。殺菌効果のあるのは、HClOであるので、
京都府相楽郡精華町の水道水(pH7.07)には、HClOが多めに含まれている、
すなわち、消毒剤が多めにあるので、カルキ臭がするのでは?
というように考えられます。

全国の水道水のORP測定結果が公開されていますが、水道水は、各所、高い値(500mV以上)
を示しております。今回の測定結果も同程度の値でした。
これは、塩素消毒剤の影響と言われています。
値が高くなるほど、消毒度合いが高いともいわれています。

一方、名水と呼ばれる水のORP値は100mV~300mVであります。
ペットボトルで販売されている天然水なども、そのくらいの値です。

ORP値は飲み水としてうまいかどうかの指標としても使われているようで、
その値からすると水道水は、うまい水とは言い難いところです。
水道水は、浄水場から各家庭へ供給されるので、その間に雑菌等が
繁殖するのを防ぐためなどで、塩素系殺菌剤を微量、含ませておくので、やむを得ない
と思います。

うまい水の条件としては、以下のようにされています。

1.塩素が検出されないこと。 (水道の蛇口までは必要。塩素が検出される水は論外)

2.pH値が適度な値を保っていること。  (pH値は高すぎても身体に良くない)

3.酸化還元電位が適度な低さを保っていること。
(低すぎると水が美味しくなくなる。汚染されていない名水といわれている水は
電位が低いことが多い)

4.溶存酸素が少ないこと。  (水に溶け込んでいる酸素の量が適度に少ないこと)                                                                                     など。

 

上記の条件からするとpHとORPの測定で、うまい水の指標というのを
出せるのではと考えられます。

 

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